小泉です。
我々現代人は、イスに座る生活が多くなったと言われています。
その影響で、股関節の筋肉を酷使しているのです。
特に大腰筋。
腰椎から骨盤~股関節へと付着しています。
「足腰が弱い」
「足腰が鍛える」
と言うときなどは、この大腰筋のことを指しています。
日常での主な働きは、歩く・立つ・座る・昇るなどで使われる。
イスに座っているときは、常にもも上げをしているのと同じ状態なので、大腰筋が硬くなりやすい。
体勢が違うだけで、使っている筋肉は同じ。
筋肉はゴムに例えられますが、短縮してしまうのでストレッチが必要なのです。
もも上げする筋肉(股関節屈筋)は、全部で4つあります。
その4つが均等に働いてくれれば、股関節に詰まりや痛みは起きにくい。
でも、そんな都合良くは行かないのが、人間のカラダなのです。
その中でも、代表的なストレッチをご紹介。
1:脚を前後に開く。
2:後ろのお尻をキュッと締める。
こうすると、太もものつけねがストレッチされます。
ポイントはお尻を締めること。
股関節を持ち上げる筋肉と、お尻は対の関係にあります。
そもそも、股関節の問題は、お尻(大臀筋)が緩むことで起こります。
一方を緩ませるだけでなく、もう一方を締めること。
このバランスを整えることが、再発を抑える方法の1つになります。
人が二足歩行をするようになった背景には、お尻の筋肉が発達したからだとされています。
もし、お尻の筋肉が緩んでしまったら?
必ずカラダのどこかに、ひずみがでます。
人のカラダはできない動作を、他で補う性質があります。
いわゆる代償動作、ごまかしの動作のこと。
通常、代償動作に気づくことは、ほとんどありません。
まぁ、「なんとなくバランス悪いな」など違和感レベルでは、感じるかもしれませんが。
その代償を改善していくのも、トレーニングの目的となります。
脳はカラダに負担がかからない動作ではなく、自分にとって都合のいい動作を選択します。
だからよけいに、自分では気づかないのかもしれません。
筋トレはカラダに負荷をかけること。
バランスの悪い部分に負荷をかければ、さらにバランスは悪化します。
最初は水滴が垂れる程度の微細なダメージも、同じところにしたたることで、いずれ石に穴を空けるほどの大きなダメージとなってしまう。
病院に行く人を減らしたい。
そのためには、違和感レベルで対処すること。
トレーニングは自分でもできます。
そんな方法を世に広められたらいいですね^^
