美木良介氏考案のロングブレスを体験してみた効果

ロングブレスとは俳優美木良介が考案した丹田を意識して行う呼吸法です。(引用:ロングブレス美木良介オフィシャルサイト)

要はトレーニング用語で言うドロ-イン(draw in)、お腹をへこませる呼吸法のことです。

ドローインという言葉は理学療法の専門用語で、1997年にオーストラリアで発表された腰痛の運動療法に関する論文で発表されたのが始まりだといわれています。

論文でお腹を引っ込める動きを「draw in 」(内側に引っ張る、 引き寄せるという意味)と表現したことをきっかけに、「ドローイン」という、いわば造語が用いられるようになりました。

ロングブレスは、このドローインの要素が大きいなと感じています。

体験してみて思ったのは、努力性の呼吸になりやすい。

努力性の呼吸とは、呼吸筋である横隔膜ではなく、腹呼吸筋の斜角筋・胸鎖乳突筋・大胸筋を使ってしまうこと。

慢性的な緊張状態になりやすくなります。

この記事では、ロングブレスを効果的に行う呼吸法について書いていきます。

正しい呼吸法がわかるので、痩せやすく健康になれますよ。

ロングブレスの効果は

ダイエットや腰痛など目的は違えど、エクササイズに呼吸を取り入れるのは大きな効果があります。

美木良介氏が、ロングブレスを広めてくれたのはすごく意味がありました。

当ジムでも、様々な呼吸法を指導しています。

と言うのも、呼吸が浅い人があまりに多いから。

呼吸筋である横隔膜が、ほとんど動いていません。

そのため腹呼吸筋である、斜角筋・胸鎖乳突筋・大胸筋で呼吸してる。

原因は吐く量が少ないので、体内で余った空気がPHを変えてしまう。

この点で、吐くことを意識するロングブレス効果的だと考えています。

ロングブレスのメリット

ロングブレスダイエットのメリットは、たくさん吐くことを意識づけられること。

そして長く吐くことで、インナーユニットをトレーニングできます。

インナーユニットを活性化して動きやすいカラダづくり

お腹痩せに効果的。

その一方でデメリットもあります。

ロングブレスのデメリット

ロングブレスダイエットのデメリットは、努力性の呼吸になりやすいこと。

ようするに、呼吸するだけで力が入りすぎてしまうのです。

そのせいで、アウターユニットを過剰に使いすぎてしまう。

特に腹直筋を使いすぎると、肋骨が開くリブフレアになりやすい。

努力性になると、疲れやすくなり過緊張状態になる。

ではここから、ロングブレスダイエットで検索して出てきた画像を元に、トレーナー目線で考察していきます。

体幹がスカスカになる

腹直筋メインの呼吸になると、肋骨が開くリブフレアになりやすい。

リブフレアとは、こんな感じ。

美木良介

お腹は凹んでるけど、肋骨が前方に浮いてます。

美木良介のロングブレスダイエット

これも。

ロングブレス美木良介の健康法

金スマを見てて思ったんですが、ロングブレスダイエット成功者のほとんどがリブフレアしてます。

お腹が凹んでるところを強調したかったのかもしれませんが、呼吸パターンは確実に狂ってるはず。

これでは体幹がスカスカ。

ミュージシャンだと発声にも影響します。

緊張が高くなる

この姿勢は、美木良介氏がロングブレスダイエットをするときによくやる姿勢。

メディア向けなので、魅せる要素があるとは思いますが・・・

まず、アウターを使いすぎ。

さらにヘッドフォワードと言って、頭部の位置が正しい位置ではありません。

努力性の呼吸を助長してしまい、かえって逆効果にならないかなと思っています。

先日参加したトレーナー向けの呼吸セミナーでも、よくない例として講師の方が話をされていました。

ロングブレスの元になったと思われる、ドローインがデメリットの方が多いという指摘もあるくらいですから。

用途のよって使い分けることが重要だと考えています。

ロングブレスするなら風船が効果的

美木良介のロングブレスより風船を膨らませる

ロングブレスには風船が効果的。

正しく呼吸しないと、風船が膨らまないから。

エクササイズにも、ちゃんとできてるかのチェックにもなる。

美木良介氏がやってるような、努力性の呼吸はアウターメインなので、もしかすると風船が膨らまないかもです。

いずれにせよ風船は100均一で手に入るので、美木良介氏に直接指導を受けられなくても効果はあります。

まとめ

ロングブレスダイエットは、現代人に欠けている呼吸に目を向けたことは画期的でした。

吐く意識が高くなるメリットがあります。

その反面、腹直筋に頼りすぎる「努力性の呼吸」になりやすいデメリットもあります。

ロングブレスをディスる内容になってしまいましたが、インナーとアウターの使い分けが大事。

まず先にインナーを意識するべき。

インナーを意識するのであれば、ロングブレスのように立位ではなく寝てやると効果的。

両方の良いところを組みわせて、ダイエットしていただけたらと思います。

以上です。

>>>呼吸でコンディショニングできるコースの詳細

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栃木県足利市のパーソナルトレーナー小泉智明です。コンディショニングの専門家として「体軸確保」をコンセプトに、ダイエットとストレッチのサポートをしています。2006年に都内で活動を始め、2011年にはパーソナルジムを開業。トレーナー歴は14年、指導人数は1000人以上。10キロ以上のダイエット指導を多数経験。最高で19キロのダイエットに成功した方がいます。 ⇒プロフィールはこちら