四十肩を解消した肩甲骨のエクササイズ

四十肩のように肩が上がらないのを、エクササイズで改善した事例をご紹介します。

ポイントは2つ。

・体軸の調整
・肩甲骨のエクササイズ

肩が上がらないお客様へのコンディショニング。

頚椎の調整から肩のエクササイズ。

体軸が取れても痛みが取れるわけじゃない。

運動の目的は痛みを取ることではなく、痛みの原因への対処だから。

とは言え、痛みがわずかに残ったものの、可動域は完全に戻りました

コンディショニングの目的は、痛みを取ることではありません。

病院などの治療家の専門ですね。

パーソナルトレーニングは、痛みの原因に対処すること。

病院では、時間を取って対応してもらうことが難しいですからね。

この記事では、四十肩を改善した方法を深掘りしていきます。

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四十肩の原因は肩のインナーマッスル

四十肩を筋肉でみていくと、肩のインナーマッスルの抑制弱化。

特に棘上筋が悪さをします。

四十肩

図はネットで拾ったモノ。

場所は肩甲骨の上の方、鎖骨の下を通っています。

腕が上がるときに上腕骨が、肩峰に向かって引き込まれることでスムーズに動くのです。

棘上筋が働かないと、引き込まれる動きが起きません。

四十肩は、インピンジメント症候群とも言います。

通称、挟み込み症候群。

骨同士がぶつかって、筋肉が挟まれる。

痛い場所が、ちょうど骨がぶつかってるところ。

痛みがあるところに原因はありません。

そのため、棘上筋を働かせることが重要なのです。

肩のインナーマッスルはチューブでは鍛えられない

肩のインナーマッスルというと、チューブを使ったトレーニングが代表的。

多くの方が取り組んでいて、リハビリにも取り入れられています。

結論を言うと、四十肩にチューブエクササイズは効果がありません。

日常の動作パターンと、チューブの運動パターンが違うからです。

インナーマッスルはブレーキングマッスル。

筋肉に収縮には2種類あります。

コンセントリック収縮とエキセントリック収縮。

チューブを引っ張る動きは、コンセントリック収縮。

インナーマッスルはゆっくりした動作で効きやすい。

大多数の方が、アウターに効かせてしまっている。

またチューブでは、エキセントリック収縮をすることができません。

ブレーキをかける動きができない。

だからチューブでエクササイズするたびに、抑制弱化して逆効果になる。

四十肩の改善には向かないエクササイズです。

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四十肩の改善事例

では、ここから四十肩の改善事例です。

先ほどもお話ししましたが、ポイントは2つ。

・棘上筋のコンディショニング
・肩甲骨のエクササイズ

では見ていきましょう。

棘上筋のコンディショニング

筋チェックすると、両方の棘上筋が抑制弱化していました。

痛みがあったのは右肩ですが、筋肉は両方とも抑制弱化。

片側だけ抑制しているのは、左右差の問題。

両側抑制は、主訴である可能性が高い。

なぜ痛みが右側にしか出なかったのかは、後でお話しします。

四十肩

チェックを進めていくと、原因は頸椎のゆがみ。

肩の問題は、首から来ることが多いのです。

頸椎を調整すると、棘上筋が促通して力が入るようになりました。

肩甲骨のエクササイズ

当たり前ですが、これだけで四十肩は改善しません。

体軸が取れれば回復は早まります。

でもそれだけで、痛みが解消するわけではない。

そこでエクササイズ。

上方回旋と言う動き。

四十肩は、上方回旋がうまくいかないのです。

自力では可動域が制限されて、痛みも出てしまう。

そこで2つのことをしました。

・肩甲骨を正しいポジションへ誘導
・肩甲骨の動きをサポート

この2つで、かなり可動域は戻ってきました。

痛みはわずかに残りましたが、動きが改善したので終了となりました。

痛みが片側に出た理由

この方は、斜めがけのカバンを右肩にかけるクセがありました。

コンディショニングをする場合、まずは日常の動作を改善することから始めます。

片側性の動きは、痛みの原因にもつながりますからね。

そういったお話もさせていただきました。

コンディショニングの目的は動作の改善

何度も言いますが、コンディショニングの目的は痛みを取ることではありません。

それは治療の専門ですからね。

四十肩の【原因】を改善すること。

人は動くことを前提としています。

四十肩になるのは、動きに問題がある可能性が高い。

安静にしているだけでは痛みが治っても、原因までは解消しない。

もちろん、痛みがある動きはやらない。

ガマンすることで、新たな代償動作を生むからです。

治療やリハビリの問題は、痛みが解消したら終わってしまうこと。

原因まで対処しないのが実情です。

また四十肩にならないためにも、根本的な問題の改善をおすすめします。

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