シックスパッドに効果はない!?EMSの副作用と危険性

企業に有利なエビデンスを出すことは可能だそうで、企業お抱えの研究者もいるそうです。

健康器具のエビデンスも鵜呑みにせず、いろいろな角度から考察する必要があります。

結論を言うと、シックスパッドフットフィットを含むEMSをすすめることはできません。

脂肪燃焼など美容に一定の効果はありますが、神経回路を使わないのでトレーニングの代わりにはなりません。

また電磁波過敏症の人も多く、潜在的な影響も考えると、直接カラダに触れるのはマイナスな方が大きいのではないでしょうか?

ほかにも接骨院で行っている電気治療にも、さほど効果があるとは思えません。

シックスパッドフットフィットなどの器具を使用することは個々の判断によりますが、運動の代わりとして使用することはおすすめできません。

ラクして運動したいと思ってるなら、まずその考えを改めた方がいいです。

この記事では、シックスパッドフットフィットに代表されるEMSのデメリットについて書いていきます。

EMSは筋トレと同じ効果があるのか?

結論から言うと、筋トレと同じ効果はありません。

EMSとは Electric Muscle Stimulationの略。

筋肉に電気的な刺激を与えることで、他動的に運動をすること。

この他動的と言うのが、筋トレと同じ効果があるとは思えない理由です。

大学の研究者の方も、「筋電図だけで筋トレと同等の効果ある、と主張するには無理がある。」と話をしてました。

EMSのデメリット

1つ目は第52回日本理学療法学術大会で発表された「骨格筋電気刺激の実施頻度の違いが下肢の筋力トレーニングに与える影響」という論文によると、

6週間のEMSの実施により週3群では筋厚,膝伸展筋力に有意な増加が認められ,その変化量は週5群と比較しても統計学的に有意な差は認めなかった。このことから,EMSは週3日という実施頻度でも十分に下肢の筋力トレーニングとしての効果が得られることが示唆された。(引用:骨格筋電気刺激の実施頻度の違いが下肢の筋力トレーニングに与える影響

と結論しています。

確認できたエビデンスは多くはないですが、そのすべてで筋肥大が認められたと結論付けています。

しかし、「その筋肥大は目的に応じた結果だったのか?」という疑問があります。

寝たきりの老人は、なぜ減らないのか?

2020年の介護保険事業状況報告(厚生労働省)では、施設に入所している寝たきり老人だけで、300万人以上いるとされています。

自宅等で寝たきりになっている人を含めればさらにその数は増える。

これほど寝たきり老人のいる国は、世界中どこにもない。

というより、日本以外の国では、医療機関などには「寝たきり老人」はほとんどいないとされている。

なぜダイエット難民は減らないのか?

エビデンスで筋肥大が認められても、ダイエットはできてますか?

そもそもが運動刺激ではないので、ファンクショナル(機能性)の向上はありえないでしょう。

現に「ダイエット効果」や「リハビリ効果」についてのエビデンスはみられませんでした。

クライアント様も数名購入している方が違いますが、シックスパッドで効果は得られなかったそうです。

エビデンスで筋肥大を認められても、結果として寝たきりの人もダイエット難民も減ってないのだから、効果ないと断言できます。

シックスパッドフットフィットに効果なし!?

エビデンスをみると、筋肥大に効果があるとしています。

部位ごとに鍛えることもできるようです。

ただ実際にシックスパッドフットフィットを使用した方や、ネットでの口コミやレビューを見ても、効果があったとするものが見当たりません。

あるとすれば、モニターとして利用した人くらいでしょうか。

理論的には効果があるのだとしても、そこまでの恩恵はないのかなと印象です。

医療機関でも使われてるそうですが、それなら加圧トレーニングでも一緒じゃない?と言うのが正直なところ。

シックスパッドフットフィットのデメリット

メリットがゼロということはないでしょうが、デメリットの方が圧倒的に多い。

少なくとも私の指導で使用することはありえません。

その理由を書いていきます。

電磁波ストレス

1番の理由がこれです。

潜在的な影響も含めると、ほぼすべての人が電磁波ストレスを持っています。

ひどくなると電磁波過敏症になり、慢性的な不調に悩まされることになります。

治療院に行っても、画像診断でわかるわけではないので、なかなか改善がむずかしい。

そんな状態で直接カラダに身に着けることは、リスクでしかないからです。

4Gから5Gに切り替わり、さらに不調を抱える人が増えると予想しています。

そんな状況ですから、やはりデメリットの方が大きいかなと感じています。

体軸が乱れる

通常の運動刺激ではないので、体軸が取れることがありません。

神経回路をショートカットしてるので、脳や感覚器官からすると違和感でしかないからです。

筋反射でチェックすればわかりますが、例外なく全員がマイナスな反応になると予想できます。

筋の出力が上がらない

筋肥大はするみたいですが、筋出力は上がるのか?

実際に身体を動かして鍛えたわけではないので、使えない筋肉になってる可能性大です。

スポーツに活かせないのは当然として、日常生活にも活かせる場面は少ないでしょう。

寝たきりの人の数が、世界1位なわけないですからね。

これがこの記事の答えです。

もしエビデンス通りなら、介護の問題や医療費の問題もクリアにできるはず。

できていないなら、机上の空論に過ぎないのです。

感覚機能も向上しない

身体は頭の動きに連動します。

シックスパッドフットフィットなど、動きがないのであれば、感覚器官も向上しません。

ながら運動の人もいるのでしょうが、運動するならちゃんと運動に集中するべきです。

テレビを見ながらでは、頭の位置が変わらないので、感覚器官への刺激も少なくなります。

ラクして運動したい気持ちはわかるけど、メリットよりデメリットの方が大きいので、おすすめはできません。

意味のない筋肉痛

過度な電気刺激で筋繊維が損傷して、筋肉痛になったり肉離れのような症状が出るそうです。

トレーニングの原則に過負荷(オーバーロード)の原理と言うのがあり、一定以上の負荷により機能が向上する原理です。

この場合、電気刺激への耐性が上がるだけで、機能向上にはつながりません。

人は電気刺激の中で生きてるわけではなく、重力下で生活しています。

宇宙飛行士が宇宙空間で帰還後に、身体を支えられたり車いすに乗ってるところを見たことがありませんか?

宇宙空間では重力がないので、筋や骨への負荷がありません。

どんなに筋トレしても、半年宇宙空間で過ごすと、筋力が10~20%減少するようです。

寝たきりの人と同じ体の状態になってしまい、元の生活に戻るためにリハビリが必要になります。

この状態でも、シックスパッドフットフィットで元に戻せますか?

やけどや水膨れのなど皮膚へのリスク

電気刺激が部分的に集中することで、やけどや水膨れなど皮膚のトラブルに発展するそうです。

加圧トレーニングであざができるのと同じで、そんなリスクを抱えるなら普通に運動した方がいいのではないでしょうか?

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まとめ

ラクして運動したい気持ちはわかりますが、それによって得られるものは、かなり少ないです。

シックスパッドフットフィットを使っても、クリティアーノ・ロナウドのようなバキバキの腹筋になることはありえません。

寝たきりの方や宇宙飛行士の方を例に出しましたが、運動は重力下で行うことが大事です。

自重でもいいトレーニングにありますから。

人間は電気刺激の中で、生きてるわけではありません。

シックスパッドフットフィットを使えば電気刺激への耐性は増えても、運動機能には何ら影響はないです。

横着せず身体を動かしましょう。

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