前回スマホ首(ストレートネック)についての記事を書きましたが、今回はその続編。
巻き肩とは?足利でも増えている現代姿勢の問題
スマホやPC作業の姿勢が続くと、頭が前に出る「スマホ首」になり、それに引っ張られるように肩も前にズレていきます。
肩が前に出ると同時に、肩が上がるクセも生まれ、僧帽筋や肩甲挙筋が緊張しやすくなります。これが首こりや肩こりの原因になります。
また、肩甲骨の位置がズレると可動域も制限され、日常動作にも影響が出てきます。
巻き肩を改善するストレッチ
巻き肩の原因のひとつ「小胸筋」にアプローチします。小さく深い筋肉なので、直接ストレッチするのは難しいですが、テニスボールを使えば簡単に筋膜リリースが可能です。
やり方は簡単。
- 鎖骨の下〜胸の上あたりをテニスボールで転がす
- 頭と肩を前に出し、胸が縮んでいる部分を狙う
- 1〜2分ほど行い、肩を後ろに回すと胸が開きやすくなります
巻き肩を戻すトレーニング
次に鍛えるのは、小胸筋の拮抗筋である「下部僧帽筋」。
この筋肉を鍛えると、肩甲骨を後ろへ引き戻す力がつき、巻き肩が改善されやすくなります。
おすすめは「トライアングル」というエクササイズ。
- うつ伏せで前腕を三角形に構える
- 肘は耳より上を目指す
- 顎を引いて、頭の位置も正しく保つ
この動きは「スマホ首(ストレートネック)」改善にもつながります。前回の記事と合わせて行うことで、姿勢が根本から整いやすくなります。
巻き肩や猫背は見た目だけでなく、肩こり・頭痛・疲労感にもつながります。
肩だけでなく、背骨・骨盤・足元との連動を見直すと、より自然な姿勢に変わっていきます。