伊勢白山道のブログを読んで、2015年に石川県にある白山比咩神社へ参拝しました。
初めての北陸、期待に胸を膨らませましたが、思ったほどの波動ではありませんでした。
白山の頂上にある奥宮を遥拝しながら、やはり白山を登らないことにはエネルギーは得られないかもしれない。
そんな思いから3年後、意を決して白山へ登拝をしてきました。
2018年10月末日。
金沢駅からレンタカーで、白山の市ノ瀬ビジターセンターから目指します。
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なぜわざわざ金沢なのか?
足利からだと長野方面からのルートが近いのですが、かなり上級者向けで初心者コースの1.5倍きついという情報を得ていました。
私は登山初心者で1人で向かうため、初心者ルートである金沢方面から登ることに。
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この日は平日だからか、ほとんど車は停まってませんでした。
ビジターセンターで入山届を提出して、いざ登山道へ。
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何年もかけて準備してきた、白山への旅が始まります。
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これが頂上までのルートです。
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前方に男性登山者が1人います。
頂上に着くまでの道中で人に会ったのは、これが最初で最後。
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中飯場、最初の休憩スポットです。
ここから砂防新道を進みます。
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まだそんなに疲れてないので、休憩を取らずそのまま通過。
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室堂まであと〇キロ、を目安にひたすら頂上を目指します。
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この間、無心でひたすら登り続ける。
甚之助避難小屋が次の中継地点。
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徐々にガスってきたけど、不安はない。
むしろ神聖な空気が、ひしひしと伝わってくる。
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これが甚之助避難小屋。
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神域で軸が整ってるからか、まったく疲労感がなくスイスイ登れます。
ここまで休憩なし。
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用意した食料にも全く手を付けてないことに気づき、SOYジョイを食べる。
山で食べるからか、めちゃくちゃおいしく感じました。
気に入ったので下山してから買って食べましたが、そこまでの感動はなかった。
やはり山で食べるから美味しく感じたのかもしれない。
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酸素ボンベも用意しましたが、1回も使いませんでした。
空気が澄んでいます。
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黒ボコ岩。
地図で何度もルートを確認して、名前だけ覚えてたけど、実物みたら「こんなものか」と言う感じ。
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道が平坦に。
室堂センター(この日の目的地の山小屋)は近い。
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前が見えなくなる。
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道が舗装されてるので、歩きやすい。
ゴールが近いのを実感。
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山小屋が見えてきた。
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この地にしかない、高山植物。
名前は知らない。
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ゴール。
約3時間ほどの道のりでした。
16時前には着いてしまったので、時間を持て余す。
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雲海と夕日。
前年に、雲海を見るために岡山の備中松山城を訪れたことがあります。
雲海に浮かぶ天空の山城として有名ですが、その日見ることはできませんでした。
1年越しの雲海。
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おそらく、この景色を見れるのは、最初で最後かもしれない。
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そんなことを想いながら、日が沈むのをずっと眺めていました。
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夕飯。
想像してた以上に安っぽく、貧相な食事。
これで1800円は、ぼったくりじゃないか?
ビジネス的に考えると、今食べられるものがこれしかないのだから、1800円の価値はあるのだと言い聞かせました。
もし下山したら500円でも食べたくないが、同じものでも条件が変われば価値も変わる。
そんなことを考えながら、眠りにつきました。
消灯時間が20時は早すぎる。
山小屋の電源が全て切られてしまうので、強制的に寝ることになる。
まるで刑務所みたいだ。(入ったことないけど)
部屋は大部屋に私1人。
登山シーズンではないので利用客が少なく、広い部屋に1人なので持て余す。
翌日の朝3時半に起床。
頂上で御来光を拝むため。
山小屋から約40分かけて、頂上へ到着。
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宿泊してる山小屋。
日の出までの時間が早すぎたのか、ここでも時間を持て余す。
他にも登山客が10人以上いて、みんなで日の出を待つ。
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その間、頂上を散策。
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360度見える景色を撮影。
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まだ月が見える。
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夜明け前の神秘的な景色。
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これが冒頭に紹介した、白山比咩神社の奥宮。
正面から撮影するのは、おこがましい気がして。
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地平線に雲があるせいで、なかなか太陽が昇ってこない。
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見え層で見えない時間が続く。
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ひたすら日の出を待つ。
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ついに。
人生で最も美しい景色でした。
このころには10人以上いた登山客も私1人に。
最後まで粘ったかいがありました。
雲海と日の出。
もう2度と見ることはないであろう景色を、目に焼き付ける。
何度も写真を見返したけど、実際に見た景色に勝るものはありません。
一生の思い出になりました。
さぁ帰りましょう。
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山小屋に到着。
朝ご飯は食べず、下山します。
物資を運んできたヘリと遭遇。
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昨日来た道を引き返します。
長年の思いが叶ったのと、朝の清々しさ。
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昨日はガスって見えなかった景色も、クリアに見えます。
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帰りは下り道だったためか、何度も足を滑らせました。
そのおかげか、約2時間ほどで下山。
人生でベスト3に入る旅路でした。
他の霊山もよかったのですが、それらがかすんでしまうほどの体験。
ただただ感謝です。
→霊山登拝の好転反応と体験談まとめ|白山・石鎚山・御岩神社・三輪山のスピリチュアル効果



