結論、スクワットはフォームが超重要。
スクワットは、フォームの間違いが起こりやすい筋トレ。
効果がないばかりか、ケガの原因にもなります。
間違ったフォームでスクワットをして、腰や膝を痛める事例が後を絶ちません。
1度痛めてしまうと治りが悪く、筋トレを再開するのに時間がかかってしまう。
こうならないために、最初のうちは回数よりもフォームを重視しています。
50代にスクワットをすすめる理由
スクワットは、キングオブエクササイズと呼ばれる全身運動。
- 筋力アップ
- 筋肉がつく
- 体力向上
- 骨が強くなる
- ホルモン分泌が活発になる
- 性エネルギーの向上
年齢とともに衰える、機能低下の改善に効果があります。
50代になると、20代や30代のようにはいかなくなる。
そんな状態を改善することができます。
どのマシンよりも効果がある
マシンで同じ効果を出そうとしたら、12種類のマシンをやらないといけない。
時間がかかるし、器具の順番待ちもかなり面倒。
スクワットなら場所を選ばずできて、時短できます。
極論を言うと、「筋肉つけたいなら、スクワットだけやっとけばいいよ」っていうくらい効果のある筋トレ。
では正しくスクワットするのは、どうやればいいのでしょうか?
スクワットは回数よりもフォームが大事
ポイントは、しゃがんだときに、上半身とすねが平行であること。
筋トレ初心者は、この1つだけ守ればOK。
よくある間違いが2つ。
膝が前に出るニースクワット。
お尻を後ろに引きすぎるヒップスクワット。
ニースクワットやヒップスクワットを何回やっても、良くない動きや偏った筋肉がつくだけ。
意図してやるならいいですが、そうでないならフォームを重視しましょう。
少ない回数でも効果が出るからです。
適当なフォームで100回やるより、正しいフォームで10回やること。
ケガの予防もできて、バランスよく筋肉もつけられます。
正しいフォームを習得する方法
まずフルスクワットができるかどうか?
きちんとしゃがむのは、意外と難しいのです。
もしできなければ、何かにつかまりながらでもOK。
上半身とすねが平行にならないと、深くしゃがめません。
これを繰り返してみましょう。
どうしてもしゃがめないとき
いくつか方法はありますが、フォーム修正は時間がかることがあります。
そのため、まずはしゃがめる範囲で行うようにしましょう。
やらないよりは、効果があります。
スクワットの効果
ダイエット・筋力アップ・体力づくり・コンディショニングと、たくさんの効果があります。
よほどのことがない限り、すべてのお客様に取り組んでいただいています。
大腰筋の強化
50代の方にすすめる1番の理由は、年齢とともに衰える大腰筋(足腰)の強化です。
大腰筋は、立つ・座る・歩くと言った、日常動作すべてで使う筋肉です。
弱ったらどうなるか?
間違いなく、老後に介護が必要になります。
介護施設での運動指導経験がありますが、やったかやらないかで老後の人生が大きく変わります。
残念ながら老後に始めても手遅れになることも多く、50代のうちから取り組んでおいた方がいいです。
背骨の強化
フォームが良くなったら、バーベルを担いでスクワットします。
担ぐメリットは、背骨の強化です。
骨粗しょう症の予防にもなります。
現代人は、何かを担ぐことは、ほとんどありませんよね。
あるとすれば、子供を肩車するくらい。
筋肉だけでなく、骨も強くできるのがスクワットの効果なのです。
レッグプレスとの違い
ジムに入会すると、必ずすすめられるのがレッグプレスと言うマシン。
たしかに、スクワットと同じ筋肉を鍛えることはできます。
でも効果は雲泥の差。
筋肉は単純なので、鍛えた動きでしか筋力を発揮できないのです。
座ったまま、下半身の筋力を使うことってありますか?
日常だと車のアクセルやブレーキを踏むくらいですよね。
筋肉はつくけど、使えない筋肉になりやすい。
レッグプレスをやるなとは言いませんが、スクワットとセットにするとより効果的ですよ。
バリエーションが豊富
スクワットはバリエーションが豊富です。
パターンを変えると、筋肉だけでなく神経系のトレーニングにもなること。
バランスや重心位置が変わるなど、さまざまなタイプのスクワットと組み合わせることで、体力向上や筋力アップができるのです。
まとめ
50代の方は、スクワットを習慣にしましょう。
足腰の強化や体力向上など、年齢とともに落ちる機能を維持できます。
ポイントは1つ。
しゃがんだときに、上半身とすねが平行になること。
最初は壁や台に手を置いてやるのでもOK。
スクワットはバリエーションが豊富ですが、これが全ての基本になります。
重さや回数にこだわるのは、正しいフォームができてから。
少ない回数でも効果を出せるようになりますよ。