パーソナルトレーナーの本音|「ご飯に誘われた」時の対応とプロの一線

「パーソナルジムのトレーナーに誘われたらどうしたらいいですか?」

実際に、こうした相談を受けることがあります。

結論から言うと、誘われても断るのがベターです。
なぜなら、トラブルになるリスクが高く、信頼関係にも影響するからです。

この記事では、パーソナルトレーナーとして18年の経験をもつ私・小泉が
「本音」と「プロとしての距離感」について、率直にお伝えします。


お客様と恋愛関係になることはあるのか?

私の答えは、ありません。

会社員時代、とある上司の言葉が今でも印象に残っています。

「プライベートな関係になると指導が甘くなる。緊張感も信頼も崩れる」
「魅力的な方でも、あくまでクライアント。公私混同は絶対しない」

この考えは、私のトレーナー人生の土台となっています。


リスクマネジメントとしての線引き

9割が女性クライアントの環境で

私のジムは女性が約9割。だからこそ、意識的に距離感を保ちます。

個人情報は最小限

お名前と連絡先、目標設定に必要な情報だけ。
プライベートなことは、こちらからは聞きません。

身体に触れるときは事前に説明

「触れますね。嫌であれば他の方法にします」
これはお客様への配慮であり、自分を守るためでもあります。

セクハラ研修の経験から

新人時代の最初の研修がセクハラ講習でした。
「距離感」「接客マナー」は、技術と同じくらい大事なスキルです。


過去に起きた“誤解”とトラブル

会社員時代、他の店舗で実際にトラブルが起きました。

スキンシップのつもりが不快感を生み、
その後「プライベートな接触禁止」のルールが設けられました。

この経験は「仲良し=信頼」ではないと気づかせてくれました。


お客様から誘われたことはあるのか?

自分から誘ったことは一度もありません。
ただ、過去に3回だけ「お客様側から誘われた」経験があります。

  • 目標達成後に「お礼がしたい」と言われた
  • もともと知人だった
  • 飲食店で偶然遭遇した

いずれも一度きりのことで、継続的な関係には発展していません。


まとめ|信頼は“誠実な距離感”から生まれる

トレーナーという仕事において、信頼はすべてです。

たとえどんなに魅力的なお客様がいても、
「一線を越えない」ことがプロフェッショナルだと思っています。

業界全体に対する偏見があるのも事実。
でもせめて、私・小泉というトレーナーは「信頼できる人」と思っていただけるよう、
今後も誠実な姿勢で向き合っていきたいと思います。


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