「昔より体が冷えやすくなった気がする」
「ダイエットしたら冷え性も変わるの?」
「運動不足と冷え性は関係ある?」
「冷え性がつらいから、何か運動を始めたい」
そんなときに、パーソナルトレーニングを選択肢として考える方もいるかもしれません。
実際、パーソナルトレーニングでは筋トレや有酸素運動を行うため、運動不足の解消や筋力アップ、ダイエットなどを目的として利用できます。
では、パーソナルトレーニングをすると冷え性そのものも改善するのでしょうか?
結論からいうと、パーソナルトレーニングをしたからといって、すべての人の冷え性が改善するとは言えません。
ただし、ダイエットや筋力アップ、運動習慣の改善によって体の状態が変化した結果、「以前より冷えを感じにくくなった」と感じる方がいるのも事実です。
私自身、トレーナーとして20年以上、延べ2000名以上の身体づくりをサポートしてきました。
この記事では、冷え性とパーソナルトレーニングの関係について、冷え性を「治す」という視点ではなく、ダイエットや運動習慣を整えた結果として、冷えの感じ方が変わることがあるという視点から解説します。
パーソナルトレーニングで冷え性は改善する?
まず知っておきたいのは、冷えを感じる原因は一つではないということです。
体質や生活習慣、運動不足、食生活、睡眠など、さまざまな要因が関係する可能性があります。
そのため、「筋トレをすれば冷え性が治る」「筋肉をつければ必ず冷えなくなる」と単純に考えることはできません。
一方で、運動習慣を取り入れることで、
- 筋力を維持・向上させる
- 日常の活動量を増やす
- 体を動かす習慣を作る
- ダイエットや体組成の改善につなげる
といった変化は期待できます。
そして、そのような身体の変化に伴って、「以前より体が冷えにくくなった」と感じるケースもあります。
冷え性とダイエットには関係がある?
ダイエットをしている方の中には、
「痩せたら冷え性がひどくなった」
という方もいれば、
「体重が落ちて運動するようになったら、以前より冷えを感じなくなった」
という方もいます。
この違いを考えるときに大切なのが、「体重だけを見るのではなく、どのように痩せたのか」という視点です。
例えば、食事を極端に減らして短期間で体重だけを落とそうとすると、筋肉量まで減ってしまう可能性があります。
一方で、筋トレを取り入れながら食事を見直し、体脂肪を減らしていく方法であれば、筋肉量をできるだけ維持しながら身体づくりを進めることができます。
そのため、冷えが気になる方がダイエットをする場合も、「とにかく体重を減らす」という考え方だけに偏らないことが大切です。
「痩せれば冷え性が改善する」とは限らない
ここは非常に重要なポイントです。
冷え性が気になるからといって、体重を減らせば必ず冷えが改善するわけではありません。
むしろ、食事を極端に減らすようなダイエットでは、体調を崩したり、筋肉量が減ったりすることもあります。
そのため、冷えが気になる方のダイエットでは、
- 極端に食事を減らさない
- たんぱく質など必要な栄養を意識する
- 筋トレを取り入れる
- 日常的に体を動かす
- 無理なく続けられる方法を選ぶ
といったことを意識することが大切です。
パーソナルトレーニングでできること
パーソナルトレーニングのメリットは、冷え性だけをターゲットにするのではなく、身体全体の状態を見ながら運動習慣を作れることです。
筋トレで筋肉を使う習慣を作る
筋トレでは、普段あまり使っていない筋肉も意識して動かします。
特に下半身には大きな筋肉があるため、
- スクワット
- ヒップリフト
- ランジ
- ステップ運動
などを体力に合わせて取り入れることがあります。
ただし、具体的な種目や負荷は年齢や運動経験、体力などによって変わります。
日常の活動量を増やす
冷えが気になるからといって、いきなりハードなトレーニングをする必要はありません。
まずは、
- 歩く時間を増やす
- 階段を使う
- 座りっぱなしの時間を減らす
- 短時間でも体を動かす
など、日常的な活動量を増やすことから始めても構いません。
「運動する日だけ頑張る」のではなく、普段から体を動かす習慣を作ることが重要です。
ダイエットと運動を一緒に考える
パーソナルトレーニングでは、筋トレだけでなくダイエットを目的とした食事や生活習慣について相談することもできます。
例えば、
- 食事を減らしすぎていないか
- たんぱく質が不足していないか
- 運動量が少なすぎないか
- 睡眠時間が確保できているか
などを確認しながら、自分に合った方法を探していきます。
冷え性が気になる人ほど「体重だけ」を見ない
ダイエットをするとき、「何kg痩せたか」だけを気にしてしまう方は多いと思います。
しかし、身体の変化を見るときには、
- 体脂肪率
- 筋肉量
- 体力
- 運動習慣
- 日常生活での疲れやすさ
なども参考になります。
例えば体重が5kg減っていても、その中身が筋肉と脂肪では身体の状態は同じではありません。
だからこそ、「体重を落とすこと」だけではなく「身体をどう変えるか」という視点でダイエットを考えることをおすすめします。
実際に「冷えを感じにくくなった」というケース
これまでの指導の中でも、ダイエットや筋トレを続けた結果、
といった感想をいただくことがあります。
ただし、これはあくまで個人の体験であり、パーソナルトレーニングによって冷え性が改善することを保証するものではありません。
私が注目しているのは、冷え性だけを改善しようとしたのではなく、ダイエット・筋トレ・食生活・運動習慣などをまとめて見直した結果、身体の感じ方にも変化が出たという点です。
冷え性が気になる人のダイエットで避けたいこと
極端な食事制限
「早く痩せたい」という理由で食事量を極端に減らす方法は、長期的には続けにくくなります。
また、必要な栄養素が不足する可能性もあるため、無理な食事制限はおすすめできません。
有酸素運動だけを続ける
ウォーキングやランニングなどの有酸素運動は、健康づくりやダイエットに役立つ運動です。
ただし、ダイエットでは有酸素運動だけに限定せず、筋トレも組み合わせることで、よりバランスの良い身体づくりを目指せます。
「汗をかけば痩せる」と考える
たくさん汗をかくと体重が一時的に減ることがあります。
しかし、それは主に水分が減ったことによる変化であり、脂肪が同じだけ減ったという意味ではありません。
ダイエットでは、一時的な体重変化よりも、長期的に体脂肪を減らしながら身体を整えていくことを考えましょう。
冷え性が気になる人におすすめしたい身体づくり
冷え性を「治す」ことだけを目的にするのではなく、
「痩せる」「筋肉をつける」「体力をつける」「運動習慣を作る」
という身体づくりを行う。
その結果として、以前より冷えを感じにくくなったのであれば、それは身体づくりによって得られた副次的な変化の一つと考えることができます。
このくらいの距離感で考えるのが、冷え性とパーソナルトレーニングの関係を考えるうえでは自然です。
パーソナルトレーニングがおすすめなのはこんな人
- ダイエットをしたいけれど何から始めればいいかわからない
- 運動不足で体力が落ちたと感じる
- 筋肉をつけながら痩せたい
- 極端な食事制限はしたくない
- 冷えやすく、運動習慣も作りたい
- 自己流のダイエットが続かない
- 自分の体力に合った運動を教えてほしい
まとめ|冷え性だけでなく「身体全体」を変える
パーソナルトレーニングをしたからといって、すべての人の冷え性が改善するわけではありません。
冷えを感じる原因にはさまざまなものがあり、個人差もあります。
一方で、筋トレや有酸素運動を取り入れ、
- 筋力を維持・向上する
- 運動不足を解消する
- ダイエットで体組成を整える
- 食生活を見直す
- 日常的に体を動かす
といった取り組みを続けることで、「以前より冷えを感じにくくなった」と感じる方もいます。
冷え性をどうにかしたいからといって、冷えだけに注目する必要はありません。
痩せたい、体力をつけたい、筋肉をつけたい、そして結果的に以前より冷えにくい身体になった。
そんな身体づくりを目指すのも一つの方法です。
冷えが気になる方も、まずは身体づくりから
「冷え性だから運動した方がいいのかな?」
「ダイエットしながら筋肉もつけたい」
「自己流ではなかなか痩せられない」
という方は、パーソナルトレーニングを利用するのも一つの方法です。
当ジムでは、単純に体重を落とすだけではなく、筋力や体力、生活習慣なども考えながら、一人ひとりに合わせた身体づくりをサポートしています。
冷え性だけを目的にするのではなく、「痩せて、動ける身体を作る」ことから始めてみませんか?
※本記事はトレーニング指導経験に基づく一般的な情報を紹介したものであり、冷え性の診断・治療を目的としたものではありません。冷えが強い、急に症状が現れた、痛みやしびれなどを伴う場合は、自己判断せず医療機関へご相談ください。また、運動や食事による変化には個人差があります。


