スキニーファットとは、見た目は細いのに筋肉がないことを言います。
いわゆる”隠れ肥満”のこと。
年齢とともに筋肉が落ちてくるので、40代を過ぎたら女性は筋トレが必須になります。
筋トレと言うと、すごくきついイメージがありませんか?
実はゆっくりした軽い負荷でも、効果のある方法があります。
それがスロトレ。
スロトレとは、スロートレーニングの略。
東大大学院のの名誉教授で筋肉博士と呼ばれている、石井直方教授が好感したトレーニングです。
加圧トレーニングのメカニズムを応用し、ゆっくりした動作で筋トレを行います。
特徴は2つ。
- 脂肪を分解する成長ホルモンが分泌すること
- 軽い負荷でも効果があること
加圧しなくても、成長ホルモンを分泌できます。
成長ホルモンは若返るホルモンとも呼ばれ、美肌など美容効果もあります。
注射で打つこともできますが、打ち続けなければならず、かなり高額になります。
外部から投与すると、自分で成長ホルモンを分泌する能力が低下してしまう。
スロトレなら、自分で分泌できてお金もかからない。
加圧と違ってリスクも少ない。
やらない理由がありません。
この記事では、ジムで取り入れているスロトレを紹介します。
スロトレの実践~スロースクワット~
スロトレで、代表的なのがスロースクワット。
スクワットを、ゆっくりした動作で行います。
体力レベルに合わせて、軽い負荷で行います。
自重でやっても、効果はあります。
スロトレのやり方
スクワットを例にします。
4秒でしゃがんで、ボトムで2秒止まり、4秒で立ち上がる。
立ち上がるときに、膝を伸ばしきらない。
ポイントは、負荷が抜けないようにすること。
膝が伸びると、負荷が抜けてしまいます。
スロトレの注意
ゆっくり動きすぎても、効果がないようです。
1回あたり10秒前後くらいでOK。
私の指導では、4-2-4で動いてます。
1回の動きに30秒以上かけて行う実験もあるようですが、時間をかけすぎても成長ホルモンの分泌に効果は変わらないのです。
成長ホルモンを分泌させる調整
成長ホルモンは、脳下垂体から分泌します。
脳下垂体は、肩甲骨の棘上筋と連動します。
ホルモン系が、きちんと機能しているか?
ダイエット効果のあるホルモンは、成長ホルモンだけではありません。
グルカゴンやアドレナリンなど、膵臓(広背筋)や副腎(縫工筋)も機能していることが大事。
とくに脳下垂体はホルモン分泌の上位中枢なので、成長ホルモンの分泌にすごくかかわりが深い。
筋トレやスロトレで効果が出にくい場合、ホルモン系にもアプローチすると効果を実感しやすいです。
手前味噌ですが、私は年齢より若く見られることが多いです。
とくに美容に力をいれてるわけではないのに。
調整はスロトレと同じくらい、若返りに重要なのです。
まとめ
脂肪を燃焼して、若返り効果もある成長ホルモン。
加圧しなくても成長ホルモンを分泌できる、スロトレについてお話ししました。
スクワットを正しいフォームでできることが前提になります。
自重などの軽い負荷でも、きつい運動と同じ効果がある。
パーソナルでは重い負荷をやった後に、軽い負荷でさらに追い込む。
高負荷と低負荷のいいとこどりで、トレーニング指導をしています。