小泉智明です。
ストレッチしても前屈が行かない場合、こちらの方法を試してみてください。
一瞬で前屈が柔らかくなる方法。カベに手を置くと、可動域が増えます。これは安定性が増したから。つまりカラダが固いのではなく、不安定な状態だったから、動きに制限があったのです。このようにストレッチ以外にも、柔軟性を高めることができます。 pic.twitter.com/5yiAWbDTHE
— 足利市パーソナルトレーニングジム小泉智明 (@IkaomotImuziok) April 8, 2023
カベに手を置くと、可動域が増えます。
これは安定性が増したから。
つまりカラダが固いのではなく、不安定な状態だったから、動きに制限があったのです。
このようにストレッチ以外にも、柔軟性を高めることができます。
手のひらには、たくさんのセンサーがあります。
何かが触れてるだけで、安心感が増すのです。
これですべてOKなのか?
私自身はストレッチ指導で、前屈や開脚ができることをゴールにはしていません。
コントロールできる可動性を増やすことが目的であって、やみくもにカラダを柔らかくすることは目的ではありません。
前屈はどこまでいけばいい?
トレーニングに関していえば、指先が床に届けばOKです。
スクワットやデッドリフトなど、メインのトレーニングをケガなく安全に行えるからです。
そもそも手のひらが、床につかなくてもいいと考えています。
背骨と股関節がバランスよく動いてるかが重要。
私より可動域がありますが、背骨がほとんど動いていません。
股関節に頼った前屈になっています。
柔軟性で判断すると、女性のほうが優秀です。
機能性でみると、私のほうがケガのリスクが少ないかもしれない。
前屈でお腹がつる場合の対処法
股関節が固いと、腰を丸めて前屈します。
腹筋がギュッと縮まるので、お腹がつる原因になります。
股関節が動かなくて、背骨がメインで前屈してます。
前かがみになると、腰が痛くなるタイプの前屈です。
股関節の動きを出すために、ロッキングというエクササイズを行いましょう。
股関節の可動域が上がると、前屈の可動域が増えます。
もう1つ、身体の安定性が弱くて前屈に制限がかかることがあります。
前屈すると、頭が床に近づきます。
安定性が弱いと、頭を床に打ち付けるリスクが高まります。
脳が怖いと判断して、意図的に可動域を少なくしてしまうのです。
このパターンだとストレッチしても、不安定性が助長して逆効果になります。
先ほど紹介したロッキングも、床に手をついて動いています。
安定を確保して股関節を動かしています。
身体が固くても不安定でも、前屈に制限が出ます。
あなたはどちらのタイプか見極めると、機能的な前屈になります。
まとめ
前屈は柔軟性の指標として行うことが多いですが、自分の身体を正しく評価できているでしょうか?
今回紹介したのは指標の一部ですが、即効で可動域が増えることもあります。
また手のひらが床につくから大丈夫、というわけでもありません。
柔軟性は機能性があるのかないのか、安定性があってコントロールできた可動域なのか。
たしかに前屈や開脚ができると見栄えはいいですが、必ずしも役に立つ柔軟性とは限らない。
全員ができるわけではないですし、私は必要ないと考えています。
使える柔軟性を増やして、機能的で健康な身体をつくりましょう。