肩周りの可動域を広げるアームスイープストレッチ

ストレッチ

小泉智明です。

肩の可動域を広げるストレッチを紹介します。

腕が床の上を通るように、グルっと回していきます。

上の脚は、ストレッチポールに乗せます。

肩周りが固いと腰で代償してしまうので、肩を中心に可動域を増やせるように脚を固定します。

肩が後ろに回りやすくなるので、猫背や巻き肩の改善に効果的です。

また胸が開いて、背中を寄せることができます。

肩や首のコリの改善にもなります。

アームスイープ1つで、上半身をすべてストレッチできます。

アームスイープと一緒にやると効果的なのがアームバーストレッチ。

腕を固定して、腕以外が回旋します。

アームスイープは、腕が回旋して腕以外が固定します。

身体は直線的な動きよりも、回旋した方が可動域が増えやすい特徴があります。

人の動きにも近いので、通常のストレッチよりも効果は高いです。

直線動作ばかりだと、ロボットのような動きになってしまいます。

両方一緒にやると、肩の可動域改善になります。

ところで自分の肩の可動域が、どれくらいあるかご存じですが?

ショルダーモビリティというテストで、腕が反対側の肩甲骨に届けば問題ありません。

もし届かない、左右差がある場合は、肩の痛みやケガを起こすリスクが高いと言えます。

こちらが四十肩(インピンジメント症候群)かどうかを確認するテスト。

反対側の肩に手を置いたまま、肘をゆっくりと上にあげます。

このときに痛みが出れば、四十肩の可能性が高い。

いま肩に問題がなくても、いずれ四十肩になるリスクが高い。

ケガの89.5%は、予測ができるとされています。

痛みが悪化してから対処するのではなく、未病の段階で対処をする。

パーソナルトレーニングには、このような役割もあります。

大難を小難に。

身体のことだけではないでしょうが、問題が起きてからではなく問題が起きる前に対処をしてしまう。

改善法はビジネスになるけど、予防はビジネスにならないと言われています。

治療の中心は画像診断なので不調を訴えても、診断してもらえないこともあります。

悪化するまで何もしないでいるのか、悪化しないように対処をするのか。

トレーニング指導は、鍛えるだけでなく予防としても効果的。

リラクゼーションとしてではなく、動きの改善や予防目的のストレッチ指導を行っています。

痛みを根本改善して、再発予防するストレッチコース