トレーニング中のボディタッチがセクハラにならないように気をつけてること

パーソナルトレーニング

トレーニング中に、女性のクライアント様でも身体にさわることがあります。

理由は、トレーニングやストレッチの効果が上がるから。

マニュアルアプローチと呼ばれ、さわることで身体の反応が変わるのです。

  • ゆがみの解消
  • 筋出力の向上
  • 可動域の改善
  • 筋肉が緩む
  • 体軸の確保

自分でさわったり、器具を使っても同じ効果があります。

あえて、さわる理由は何か?

筋膜や皮膚にはたくさんのセンサーがあり、人によって反応が違うからです。

セカンドタッチ経路と言って、脳が感じる部位はどれも同じ。

しかし、そこに行きつくルートが、すべて違うのです。

パーソナルトレーニングのメリットは、1人では得られない効果を得ることができること。

少しでも変化が出るように、必要なアプローチだと考えています。

この記事では、トレーニングやストレッチで身体をさわるメリットを説明します。

ボディタッチはセクハラではない

誤解されないように、事前に必ず説明をするようにしてます。

説明をするかしないかで、セクハラのリスクを回避できるからです。

もちろん途中で嫌だと思ったら、辞めることも説明します。

女性のカラダにさわるのはデリケートな問題なので、気をつけてることが3つあります。

  1. さわる理由を説明する
  2. きちんと了承を得る
  3. 身体にどう変化が出るかを確認してもらう

順に説明します。

さわる理由を説明する

これが最も大事だと考えています。

トレーナーになったばかりのころ、研修でセクハラに関する講義がありました。

事前に説明があるかどうかで、だいぶ変わってくるようです。

女性のクライアント様が、不安にならないよう気をつけています。

きちんと了承を得る

メリットを説明して、了承を得ること。

バストラインはさすがにさわらないですが、ヒップラインにはさわることがあります。

臀筋や股関節の動きを良くするためです。

デリケートな部位に関しては、毎回確認を取るようにしてます。

身体にどう変化が出るかを確認してもらう

実際の指導風景から説明します。

臀筋のトレーニングなのですが、脚が挙げにくいのを確認。

腰が反らないようにしてるので、臀筋だけではかなりきついのです。

まずそれを確認してもらいます。

お尻をさわることへの了承を得てます。

臀筋を緩める。

その後に、可動域と出力が変わったのを確認。

臀筋の効き方や、お尻のラインも確認。

メリットを提示することで、身体にさわることへの不安を解消しています。

ボディタッチを嫌がられたことはあるか?

ないです。

クライアントが多感な10代の女性から高齢の女性までいらっしゃいますが、1度も断られたことはないです。

水商売の女性の方からも、「さわり方にいやらしさがない」と言われたこともあります。

トラブルになったことはないので、嫌な人は最初から来ないのかもしれません。

トレーナーからのボディタッチに抵抗がある場合

パーソナルジムに行くべきではないと思ってます。

トレーニングの質を高めようと思ったら、マニュアルアプローチ(カラダにさわる)は外せません。

ボディタッチなしだと、トレーニングの質が下がるので、私ならお断りさせていただきます。

カーブスや女性専用のジムもあるので、そちらに通うことをおすすめします。

まとめ

女性のクライアント様が多いので、ボディタッチへの配慮についての内容でした。

男性にさわられることへ抵抗がある方も多いと思います。

マニュアルアプローチと言って、トレーニング効果を高める方法の1つ。

1人でやるのでは得られない、さまざまな効果があります。

それがパーソナルを受ける最大のメリットです。

やり方によっては、即効性が出せるものもある。

私が気をつけてることとして、事前に必ず説明をします。

了承を得てから、アプローチをします。

身体が拒否反応があると、ゴッドハンドでも効果が出ないのです。

センシティブな問題なので、信頼関係をつくりながら目標達成をサポートしていきます。