2015年の4月に、島根県にある出雲大社と足立美術館を巡る旅をしてきました。
2013年に伊勢神宮に行ったので、次は出雲大社へ行くかくらいのノリ。
当時パワースポットと言えば、伊勢神宮と出雲大社くらいしか知らなかったのです。
知らなかったと言えば、飛行機で島根に向かったのですが、電車に乗る感覚で空港に行ってしまい、予定してた飛行機に乗ることができませんでした。
搭乗前に荷物検査があることを知らなかったのです。
運よく次の飛行機に振り替えてもらうことができたのですが、羽田空港で痛恨の3時間待ち。
旅の予定が大きく狂ってしまいました。
神社に「呼ばれる」「呼ばれてない」みたいな表現はあまり好きではないですが、「この旅、始まる前に終わったな・・」と飛行機が来るまで茫然としていました。
ただ結論を言うと、思いもよらない発見があり充実した旅となりました。
足立美術館
島根に到着した時点で昼過ぎだったので、予定を変えて足立美術館から回ることに。
庭園がすごいことくらいしか知りませんでしたが、その庭園がものすごくよかったのです。
平日だったので、広い駐車場がガラガラでした。
これが旅の醍醐味です。
わざわざ人混みの多い時期に、出かける必要はないのです。
日本1の庭園の文字。
庭園と言うと京都のイメージがありました。
手入れが行き届いてて、今まで感じたことのない不思議な感覚がありました。
窓枠を額縁に見立て、庭園も1つの作品としています。
他にも絵画や骨とう品もありましたが、撮影がNGなので写真はなし。
2~3時間は庭園を眺めていました。
それだけで飽き足らず、売店で庭園の絵葉書を購入。
今でも大事に保管しています。
さらにその数年後、メルカリで足立美術館の庭園だけの写真集も購入。
ことあるごとに手に取っています。
そのくらいエネルギーを感じる庭園でした。
神社仏閣だけでなく、庭園(作品)にもエネルギーが宿ることを実感しました。
休憩がてら園内のカフェで食事。
この日最初の食事。
なんで食べたか記憶にはないですが、写真に撮ったと言うことは食したのでしょう。
帰りに、玉造温泉で疲れを癒しました。
大浴場は私1人で貸し切り状態。
なんだかんだ旅を満喫しつつ、宿で1泊。
出雲大社
ホテルでまったく寝れず、朝4時半にはホテルを出発。
泊まったホテルがビジネスホテルだったのですが、ベッドの枕元にコンセントがあり電磁波の影響だったのかと推測。
旅で浮かれてただけかもしれませんが、この旅の目的でもある出雲大社へ向かいました。
その道すがら、やたら目に付く岩を発見。
通り過ぎたけどやっぱり気になって、わざわざ戻って撮影。
後で調べたら、稲作の浜の弁天島だそうです。
10月の神無月に、全国から神々が集まる場所。
この地域だけ神在月ともいうそうです。
何か不思議なものを見たなくらいの感じで、出雲大社に向かいました。
朝5時前なので、人っ子一人いません。
神社参拝は、朝1にしたいと考えています。
何より空気が澄んでる。
出雲大社の文字が神々しく見えます。
本殿。
人がいないので、ゆっくりと参拝させていただきました。
前日は空港でドタバタ劇を演じただけに、ゆっくり流れる時間にありがたさを感じます。
厳かな気持ちで参拝させていただきました。
まとめ
アートとサイエンスには相互作用があると言う研究結果があります。
ノーベル賞受賞者には、他の科学者と比べてアート関連の趣味を持つ人が3倍いたそうです。
私は学生のころ、美術や音楽は苦手でした。
受験に関係ないし、いらない授業だと考えていたのです。
しかし、アルベルト・アインシュタインはこう言っています。
「想像力は知識より重要だ。知識には限界があるが、想像力は世界を包み込む。そして進歩を促し、進化を引き起こす」
会社員時代のように、言われたことだけやってれば評価されるのであれば、創造力も想像力も必要なかったでしょう。
独立したことで、新たに価値を生み出さないといけないことを考えると、芸術鑑賞に目覚めたのも不思議ではありません。
今回紹介した足立美術館も出雲大社も、知識的な部分は割愛しています。
創造力と想像力を養うため、余計な知識を頭に入れなかったのです。
学生のころ苦痛でしかなかった芸術が、今は趣味の1つになってるので、人生わからないものですね。