「姿勢が悪い」「体の動きが硬い」「運動が苦手」…そんなお悩み、実は“感覚のズレ”が原因かもしれません。
この記事では、体の深部感覚「固有受容感覚」と、耳の奥にある「前庭覚」を鍛えることで、スムーズに動ける身体をつくる方法をご紹介します。
前庭覚は、重力や頭の位置・動きを感じ取る感覚器で、姿勢やバランス、体幹の安定にも関わる大切な働きをしています。
現代人はスマホやデスクワークの影響で、頭を動かす機会が減り、前庭覚が弱くなりがち。
その結果、体の緊張・姿勢の崩れ・コリ・原始反射などの原因になります。
この記事では、頭を動かして前庭覚を活性化し、固有受容感覚も一緒に高める5つのエクササイズをわかりやすく解説します。
前庭覚と固有受容感覚とは?
サリー・ゴッダード・ブリスは、著書「The」Well Balaced Child」で、頭のコントロールが、バランス、姿勢、コーディネーションの基本だと述べています。
頭を動かすことが、前庭系を活性化できます。
しかし現代人は頭を動かすことが減り、姿勢が悪くなり動きも硬くなっています。
すべての筋肉が頭の動きとつながっているなら、もっと頭を動かすエクササイズが必要になります。
感覚を整えるメリット
- 姿勢がよくなる
- スムーズな動作ができる
- コリ・不調が軽減する
前庭覚を活性化するトレーニング5選
ここから5つのトレーニングを紹介します。
- 目の動きと首の連動トレーニング
- 左右のバランス運動
- 回転・揺れ刺激
- ボールを使った体幹バランス
- 頭を動かしながらの全身協調運動
ゆりかご運動
床に寝転がり、丸くなって前後にゆれるだけのシンプルなエクササイズ。頭部の位置が変わることで、前庭覚と体性感覚(固有受容感覚)を刺激できます。
筋肉を鍛えるというより、脳と体のセンサーを起こすための基礎運動として、パーソナルトレーニングでもよく使われます。
四つ這いエクササイズ
床に手をついた四つ這い姿勢は、重心が低く安定しているため、めまいやふらつきの心配が少ないのが特長です。
頭を上下左右に動かしながら、全身の動きと連動させることで、前庭覚・固有受容感覚の両方を高められます。
ダウンドッグプッシュ
ヨガの「ダウンドッグ」姿勢から、腕立て伏せのような動きを加えた応用編。
頭部の移動範囲が広くなるため、前庭覚への刺激がより強くなります。
肩周りや体幹も自然に使えるので、感覚刺激+姿勢改善にもつながるトレーニングです。
フルボディエクササイズ
ゆりかご運動よりも、身体のつながりが要求されるトレーニングです。
これができれば前庭覚は、かなり活性化してると言えます。
ファーマーズウォーク
平均台をイメージした板の上を歩くトレーニング。
接地面が少ない状況で、平衡感覚や立ち直り反射を鍛えます。
前半は何も持ってないので、手でバランスを取ることもできます。
後半は道具を持つので手でバランスを取ることができず、より高いバランス感覚が要求されます。
まとめ
この記事では、「感覚器官から動きや姿勢を整える」という視点で、前庭覚&固有受容感覚を刺激するトレーニングをご紹介しました。
- ただ筋トレやストレッチをするだけでは取れない、体のこわばりや緊張
- 無意識に繰り返す原始反射や不調
- パフォーマンスや日常動作のぎこちなさ
これらを改善するためには、「脳と身体をつなぐセンサー」へのアプローチが不可欠です。
現代人はスマホやパソコンの使いすぎで、視野が狭くなり、前庭覚が使われにくい生活を送っています。
だからこそ、感覚器官に刺激を与え、正しく動ける体を取り戻すことが重要です。
マッサージや整体、筋トレの前に――「感覚トレーニング」も取り入れてみてください。
周辺視野を広げることで、さらに効果的に。
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