周辺視野が広がると、運動にかかわる脳や神経が活性化します。
眼を酷使する生活をすると周辺視野が狭くなり、脳が過活動になり身体は過緊張を起こします。
- 身体が硬くなる
- 姿勢が悪くなる
- 思うように身体が動かない
- 疲労が慢性化している
このような悩みを解消していきます。
周辺視野を広げるトレーニングとは
ビジョントレーニングと言って、アスリートも取り入れてるトレーニング方法です。
眼を鍛えて、周辺視野を広げる運動です。
眼は脳と密接な関係にあり、運動神経と関わる感覚器官とも関連があります。
この記事では運動神経に関わるものとして、周辺視野を広げることにポイントを絞っています。
パソコンやスマホなど、1点を見つめる時間が長いと視野が狭くなります。
視野が狭いと恐怖や不安から、防御反応として身体を緊張させ動くことがおっくうに感じるのです。
・運動神経が悪いのは遺伝なのか?
必ずしも、そうとは言い切れません。
運動神経が悪いのには、2つ理由があります。
- コーディネーションの問題
- 感覚器官の問題
この記事で紹介するのは、感覚器官の問題について。
とくに周辺視野を広がると、運動神経をよくすることができます。
・目を酷使してませんか?
- スマホ
- パソコン
- iPad
- ゲーム
目を酷使する生活をしてませんか?
1点集中すればするほど、視覚の緊張や視野が狭くなっていきます。
- まばたきの回数が少ない
- ドライアイ
と言う方は要注意。
・目の問題から身体へアプローチする
視野の問題は運動神経以外に、筋肉の緊張の原因になります。
あなたにも心当たりがありませんか。
専門的にやると特別な器具が必要になる場合がありますが、ここでは自宅でできるビジョントレーニングに限定して紹介します。
ビジョントレーニングの前に周辺視野のチェック
両手を真横に広げて、親指を立てます。
顔を正面にして、左右の親指が見えるかを確認しましょう。
周辺視野は170度くらいは見えるはずなので、見え方をあらかじめ確認しておきましょう。
周辺視野を広げる3つのメリット
周辺視野が広がると、3つのメリットがあります。
- 動きがよくなる
- 代償動作が減る
- ムダな緊張が減る
結論を言うと、運動神経は視覚の影響を受けやすいのです。
・視野の問題が機能障害を起こす
感覚情報で視覚が占める割合は78%。
- 聴覚8%
- 体性感覚7%
- 運動7%
大脳皮質の27%を占め、他の器官と比べて支配的なりやすいのです。
・オンラインパーソナルのデメリット
結論を言うと、距離感がつかめないと動きを再現できません。
画像だと立体的に見えないので、奥行きを認識しづらいのです。
つまりお手本をみても、うまくできない可能性があります。
YouTubeやインスタライブなどでレッスンを受けたことはありませんか?
もし「動きがよくわかならない」と感じたなら、視覚の原因があるのかもしれません。
・【補足】視力は適切ですか?
補足として、視力は悪くなってませんか?
運動神経の向上には、静止視力の矯正が最も確実だとされています。
メガネやコンタクトなど視力の矯正で、視野が改善することもあります。
大前提として、まずは視力に問題ないかを確認しましょう。
ではここからは、視力が矯正されているとして話を進めていきます。
周辺視野を広げるトレーニングメニュー
ビジョントレーニングの目的は、視野と運動機能の結びつきを高めること。
なので動きながらできるトレーニングを紹介します。
紹介するトレーニングは3つ。
- ウォーキング
- ハイハイ
- ダブルボールキャッチ
運動神経をよくする土台作づくりになります。
では順に解説していきます。
・ウォーキング
景色が流れているのがポイントです。
ジムにあるトレッドミル(ウォーキングマシン)では、景色が流れません。
さらに重要なのが、腕をふること。
自分の身体が視野に入ると、必要最低限の緊張で動くことができます。
空間認知が高まるので、自分の位置情報を認識できます。
・ハイハイ
自宅でできるのと、ウォーキングのリグレッション(負荷を下げる)になります。
神経や感覚も含めて、全身を統合させる目的で行います。
赤ちゃんが、なぜハイハイするのか?
運動機能を高めるためです。
カンタンな動きですが運動効果は高く、「再教育」と言う目的で行います。
・ダブルボールキャッチ
最後、ちょっとだけ専門的なトレーニングになります。
- 顔を正面に向けて2つのボールをキャッチ
- 1を歩きながら
- 1をハードルを越えながら
とくに3は、ボールを気にしながらハードルに脚が引っかからないようにするため、かなり難易度が高いです。
まとめ
運動神経は、視覚に頼る部分が大きい。
ちゃんと視野が確保できているのか?
- 両手を横に広げて見えるか
- まばたきの回数
- ドライアイ
など生活習慣からもチェックしてみましょう。
紹介した運動は3つ。
- ウォーキング
- ハイハイ
- ダブルボールキャッチ
運動神経をよくする土台をつくります。
- 動きがよくなる
- 代償動作が減る
- ムダな緊張が減る
筋肉だけでなく視野を鍛えて、スムーズに動ける身体にしましょう。