こんにちは。パーソナルトレーナーの小泉智明です。
私の整体では、身体の調整の最後に「頭蓋骨の調整」を行っています。
後頭骨から仙骨をつなぐラインを整えることで、体軸が安定し、脳脊髄液の流れがスムーズになるのが目的です。
頭蓋骨はとても繊細な部位。私は5グラム程度のソフトな圧で、やさしく時間をかけてアプローチすることを大切にしています。
最近「頭蓋骨はがし」という施術が話題のようですね。興味があって調べてみたのですが、比較的強い刺激でアプローチするスタイルが多いようです。
施術スタイルにはそれぞれの良さがありますが、私自身は、「痛みを感じるほどの強い刺激は必要ない」と考えています。
やさしい圧でも、しっかり効果は出せる
頭蓋骨は23個の骨がパズルのように組み合わさっていて、それぞれが微細に動いています。
私はその縫合(つなぎ目)を、じわ〜っと時間をかけて緩めるように調整します。
ソフトな刺激でも、筋出力の向上・フォーム改善・ストレッチ効果・可動域アップ・眠りやすさなど、さまざまな変化を感じていただいています。
やり方次第で、効果にも違いが出る
頭蓋骨と骨盤は密接な関係にあるため、過度な圧は骨盤のバランスに影響する可能性もあります。
私が重視しているのは、身体が安定するかどうかです。
ほんの少し押しただけで体軸が崩れてしまうような施術よりも、ソフトでありながら安定感のある調整を目指しています。
実際の施術例:目の疲れへのアプローチ
目の疲れを解消するストレッチ。こめかみを緩めてます。奥歯を噛んだときに、ピクピク動くところに手を置きます。ポイントは、ふわっと緩めること。ガシガシやると逆効果になるので要注意。5分くらい手を当てるだけで、目の周りが緩み視界がスッキリします。 pic.twitter.com/DPf5GxvGJd
— 足利市パーソナルトレーニングジム小泉智明 (@IkaomotImuziok) November 15, 2020
ポイントは、赤ちゃんの肌に触れるような圧でじっくり時間をかけること。
強くやれば効くわけではなく、「やさしく」が鍵になります。
セルフでできる方法もあります
耳たぶをやさしくつまむ「耳たぶはがし」もおすすめです。
頭蓋骨はがしが話題になってますが、頭部への強すぎる刺激は、骨盤が歪むなど逆効果になります。 弱い刺激で、じっくり、ゆっくりとはがすようにしましょう。頭蓋骨のリリースになり、頭がスッキリしますよ。 pic.twitter.com/2Hvf3d8t19
— 足利市パーソナルジム小泉智明 (@IkaomotImuziok) June 23, 2024
セルフで手軽にできて、体への負担も少ないのが特徴です。
まとめ:自分に合ったやり方で取り組みましょう
話題の施術や流行に流されすぎず、「自分に合っているかどうか」を判断基準にすることが大切だと思っています。
どんなやり方でも、痛みを伴う場合は一度立ち止まってみてください。
「痛くないのに、しっかり変わる」そんなアプローチがあることも、知っていただけたらうれしいです。
