ボディラインは、「筋肉」と「骨格」で決まります。
この記事では、「骨格」にフォーカスして書いていきます。
骨格は、ボディラインの土台になる部分。
筋肉には「主働筋」と「拮抗筋」と言う、関節を挟んだ対の関係性があります。
片方が縮むと、もう片方は緩む。
骨格そのものが歪むと言うより、筋肉のアンバランスが骨格にも影響してるのです。
だからボディメイクには、筋肉だけでなく骨格へのアプローチは必要不可欠。
姿勢・シルエット・みためにもかかわってきます。
また女性に多い「お腹」や「太もも」や「二の腕」など、気になる部位の引き締めに必要なアプローチになります。
そのため筋トレ前に、骨格をリセットしています。
キレイに筋肉がついて、ボディラインが変わります。
骨格って、どうやってリセットするのか?
痛い?キツイ?難しい?
実はカンタンな方法でできるのです。
パーソナルトレーニングで行ってる取り組みを紹介します。
セルフでできる方法もあるので、あなたのボディメイクにも必ず役立ちますよ。
女性向けのボディメイクは骨格から
骨格へのアプローチは3つあります。
- トレーニング→自分でやる
- 器具を使う
- 整体→人にやってもらう
利き手や利き足があるように、感覚にも利き感覚があります。
皮膚には64万個もセンサーがあり、50万を超える神経系が脳へとつながっています。
効果があるものが、人によって違う。
脳へ向かうルートが、すべて異なるのです。
二卵性の双子でも異なるので、やってみて自分に合う方法を探しましょう。
トレーニング
自分で動いて骨格を整えます。
動くことで神経を介して脳に新しい情報を送ります。
骨格の問題をリセットさせることが目的。
代表的なのが、キャット&ドッグと言うトレーニング。
四つ這い姿勢で、背骨を曲げて伸ばすを繰り返します。
骨格によって、「丸めやすい」「伸ばしやすい」が異なります。
この差があればあるほど、骨格に偏りがあると考えています。
女性は反る動きが得意だけど、丸める動きが苦手な方が多い。
とくに腰回りが丸まりにくいので、手を添えて動きを誘導しています。
器具を使う
ストレッチポールを使いベーシックセブンと言う、リセットエクササイズを行います。
脱力して寝てるだけで、骨格が正しい位置にリセットされます。
道具を使うメリットですが、皮膚への刺激で正しい状態を意識しやすいこと。
いきなりトレーニングをやっても、思うように動かないことがあります。
皮膚刺激は、脳に新しい情報を送りやすい。
意識するのは「脱力」だけなので、比較的カンタンにできます。
整体
トレーニング、器具との違いは、人にさわってもらうことです。
何が違うのか?
適切な圧で、正しい方向に誘導できること。
触覚刺激は、脳や神経にいい影響があります。
土台である骨格をリセットさせることで、筋肉への刺激も変わります。
骨格ボディメイクは怪しいのか?
骨格ボディメイクとネットで検索すると、サジェストで怪しいと出てきます。
これも先ほど話した利き感覚で説明できます。
人は「理屈」と「感覚」のどちらかで理解すると言われています。
トレーニングは、感覚で捉えた方が理解しやすい。
理屈で捉えると脳からのフィードバックが遅れるので、思うように動かないことがある。
感覚で捉えるタイプの人は、言語化が苦手な印象があります。
どうしても抽象的な表現になり、理屈派の人からすると「あやしい」と感じるのかもしれません。
骨格を整えるボディメイクの体験談
あやしいかどうかは、実際やってみるのが1番です。
そこで私の経験談を紹介します。
私が20代のころ、細身の服が流行っていました。
しかし、着られる洋服がなかった。
サッカーをやってた影響か、太ももとお腹周りのバランスが悪かったのです。
太ももで合わせるとお腹がぶかぶか。
お腹で合わせると、太ももがキツイと言う状態。
骨格の問題を指摘される
当時、勉強のために他のトレーナーのパーソナルトレーニングを受けまくっていました。
そのとき指摘されたのがスクワットフォームと姿勢。
トレーナーをやってるのに、正しいフォームでスクワットができなかったのです。
これを改善するために、骨格にアプローチ。
ちょっとした方法で、姿勢や体型が劇的に変わるのを実感しました。
このジムがモデルさん向けのジムで、ボディメイクには筋肉ではなく関節も大事だと気づかされました。
FJC機能的関節コンディショニング
そこからホリスティックコンディショニングの、FJC理論で関節への学びを深めました。
ざっくりいうと、関節の問題は神経や筋肉に影響をするのです。
人にはそれぞれ、関節をまたいで「硬い筋肉」と「弱い筋肉」があります。
「表と裏」、「グーとパーの関係」と言ったりもします。
ほとんどの場合、弱化した筋肉のせいでボディラインに影響しているのです。
この弱化筋の修正に関節アプローチが有効で、勉強会で何度もデモをやり効果を実感しました。
自分が体感したことを系統立てて学んだことで、ボディメイクに骨格へのアプローチは必要だと断言できます。
まとめ
ボディラインは、「筋肉」と「骨格」で決まります。
骨格はボディラインの土台になります。
筋肉をつける前に、土台をリセットすること。
キレイに筋肉がつくので、ボディラインが整いやすくなります。
その方法として3つのやり方を紹介しました。
- トレーニング→自分でやる
- 器具を使う
- 整体→人にやってもらう
まずはセルフで行い、ダメなら器具でアシストする。
どうやってもうまくいかないなら、トレーナーの手技で骨格をリセットさせる。
この記事で紹介したやり方は、実体験をベースに学びを深めて指導してる内容です。
私が効果を実感した方法で、お客様も同じようにカラダの変化を感じています。
物事がうまくいかないときは、視点を変えてみるのも大事。
筋肉だけで難しいなら、骨格にも目を向けるとカラダに新たな変化が出るかもしれませんよ。